今でも天には、私の保証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。(ヨブ記16章19節―21節)

1.ローマ人への手紙833節―39
2.ヘブル人への手紙714節―27
3.ヨハネの手紙 第一 15節―22

地を行き巡り、そこを歩き回って来たサタンに主はヨブについて「おまえはわたしのしもべヨブに心を留めたか。彼のように潔白で正しく、神を恐れ、悪から遠ざかっている者はひとりも地上にはいないのだが。」と仰せられたので、サタンは「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。あなたは彼と、その家とすべての持ち物との回りに、垣を巡らしたではありませんか。あなたが彼の手のわざを祝祝福されたので、彼の家畜はふえ広がっています。しかし、あなたの手を伸べ、彼のすべての持ち物を打ってください。彼はきっと、あなたに向かってのろうに違いありません。」と答えたので、主は「では、彼のすべての持ち物をおまえの手に任せよう。ただ彼の身に手を伸ばしてはならない。」と仰せられたので悪魔は略奪隊をもってヨブの財産だけでなく、自然災害をもって彼のこどもたちのいのちをも奪ったのでしたが、ヨブは「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主はの御名はほむべきかな。」と言って罪を犯さず、神に愚痴をこぼさなかったのでしたが、サタンは、ヨブ自身が災難にあったからではないからで彼の骨と肉を打てば彼はあなたをのろうにちがいない、と主に言ったので、主から「では、彼をおまえの手に任せる。ただ彼のいのちには触れるな。」とヨブを攻撃することを許されたサタンは悪性の腫物でヨブを苦しめたのですが、それでもヨブは「私たちは幸いを神から受けるのだから、わざわいをも受けなければならないではないか。」と言って主をのろうことをせず、罪を犯さなかったので、サタンは完全に敗北したのですが、彼を慰めるために訪問したはずの三人の友はヨブの病状が想像を絶する姿だったがゆえに、三人の友もヨブも神を信じる者同士でしたが、三人の友はヨブのために祈ることをせず、ヨブを非難するようなことを言い精神的にヨブを苦しめたのでした。そのような状況の中でヨブは今日の聖句に「今でも天には、私の保証人がおられます。私を保証してくださる方は高い所におられます。私の友は私をあざけります。しかし、私の目は神に向かって涙を流します。その方が、人のために神にとりなしをしてくださいますように。人の子がその友のために。」とあるように、心を天に向け、人ではなく主が保証人となってくださることを、人の子、すなわちイエス様がとりなしてくださる方であることを預言されたのでした。人から色々中傷されてもイエス様がとりなしていてくださるので罪にさだめられることがないことを(ローマ人への手紙8章1節)、もし自分に非があるなら、恵みの座でその罪を告白するとともにそのために十字架による贖いがあることを感謝して恵みの中に生き続けようではありませんか(ローマ人への手紙5章20節−21節)。