聖書箇所

神よ。あなたはご自身の聖なる所におられ、恐れられる方です。イスラエルの神こそ、力と勢いとを御民にお与えになる方です。ほむべきかな。神。(詩篇68篇35節)

<関連聖句>

1.歴代誌第二201節―17
2.詩篇2910節―11
3.ルカの福音書2444節―49
4.コロサイ人への手紙16節―12

<メッセージ>

福音書の中でもイエス様は12人の弟子たちに霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいをいやすために汚れた霊どもを制する権威をお授けになり、「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤの町に入ってはいけません。イスラエルの家の失われた羊のところに行きなさい。行って『天の御国は近づいた』と宣べ伝えなさい。病人をいやし、死人を生き返らせ、ツアラアトに冒された者をきよめ、悪霊を追い出しなさい。あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。(マタイの福音書10章1節―8節)」と仰せられて遣わされましたが、イエス様は昇天される前、弟子たちに「エルサレムを離れないで、わたしから聞いた父の約束を待ちなさい。ヨハネは水でバプテスマを授けたが、もう間もなく、あなたがたは聖霊のバプテスマを受けるからです。」と言われると、弟子たちが「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか。」と尋ねたので、イエス様は「いつか、どんなときとかいうことは、あなたがたは知らなくてもよいのです。それは、父がご自分の権威をもってお定めになっています。しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム。ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人になります。」と仰せられたように(使徒の働き1章4節―8節)、五殉節の日(ペンテコステの日)に聖霊が下り、弟子たちは聖霊に満たされたのでした。福音書の中では人を恐れイエス様との関係を否定したペテロでしたが、今日の聖句が「イスラエルの神こそ、力と勢いとを御民にお与えになる方です。」と、イエス様が仰せられたように神からの力を得たペテロは他の11人とともに立って声を張り上げて「イスラエルのすべての人々は、このことをはっきりと知らなければなりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです。」と話すと、それを聞いた人々の心は刺されペテロとほかの使徒たちに「兄弟たち。私たちはどうしたらよいでしょうか。」と、尋ねたので、ペテロは「悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。そうすれば賜物として聖霊を受けるでしょう。なぜなら、この約束は、あなたがたと、その子どもたち、ならびにすべての遠くにいる人々、すなわちわ、私たちの神である主がお召しになる人々に与えられているからです。・・この曲った時代から救われなさい。」と勧めると3000人が救われ教会がうまれたのでした。心が元気を失い、疲れ果てているようなとき、この世が与えることのできない力と勢いを御霊によって注いでくださる主を、信仰を完成させてくださる主を仰ぎ見るとともに(ヘブル人への手紙12章2節―3節)、御子をお遣わしくださった神をほめたたえて生きようではありませんか。