第54回お茶の水メディカル・カフェは、午前中、冷たい雨が降る中で、皆さんの足元の安全を祈りつつ迎えました。幸い雨も止み、外の冷たさとは逆に部屋の雰囲気は明るく暖かく過ごすことができました。71名の方がお集まりくださいました。告知を受け、気が転倒されているままにおいでくださった方も、心穏やかになられ、笑顔でお帰りになられた姿は印象的であり、感謝でした。

ある方は数日前に乳がんの宣告を受けました。でも彼女、「胸を張って手術を受けます」 とおっしゃっていました。力みではなく自然体で出てくる笑顔に、必ずがん細胞もたじろぐことだろうと感じました。
過日の「Eテレ」を九州におられるご家族の方がご覧になっていて、娘の姿をブラウン管でご覧になり、「いいところへ行っているね」と喜びの電話があったそうです。 参加者の皆さんと、がん哲学外来メディカル・カフェという波紋があちらこちらに広がりつつことを感謝するとともに、責任を果たす使命の大切さを感じることでした。
次回は、12月10日(土)クリスマススペシャルです。ご期待ください。
榊原 寛