白血病・悪性リンパ腫の治療を受け、現在、維持療法中の高山知朗さんは、幻冬舎から、『治るという前提でがんになった 情報戦でがんに克つ』というタイトルで本を出されています。去る9月24日(土)お茶の水メディカル・カフェにお出でくださり、ご本人の紹介と著書を紹介くださいました。ぜひこの著書も一読をおすすめします。
早速ご本人のブログにメディカル・カフェの感想などを書いておられます。
その一部をご紹介します。
高山さんのプロフィールです。
1971年長野県伊那市生まれ。伊那北高校→早稲田大学 政経学部→アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)戦略グループ→Web関連ベンチャー→(株)オーシャンブリッジ設立・代表取締役社長就任→現在、同社代表取締役会長。横浜市綱島在住。趣味はおりがみ。2011年7月に脳腫瘍(グリオーマ)摘出手術を受けました。2013年5月から白血病・悪性リンパ腫の治療を受け、現在維持療法中です。帯状疱疹後神経痛も。
「僕は患者会のようなものに参加したのは初めてでした。あまり自分の体験を人に話したいと思うようなことはなかったためです。そうした欲求はブログで満たされているからかもしれません。
さらに正直に言うと、患者会というのは、患者同士が自分がどんなに大変だったのかを共有して、お互いに慰め合う場のようなものだと勝手に想像していました。
でもがん哲学外来メディカル・カフェに参加して、そうした予想は良い方向に裏切られました。
そもそも、参加者のみなさんがすごく元気で、とてもがん患者には見えません。
そしてお話しされる内容も、みんなポジティブなものばかり。もちろんみなさんがん患者やその家族ですから、闘病の経験や、そのときの精神的、肉体的辛さが話題になることもあります。
でもみなさん、そこでは終わらないのがすごい。そうした状況をいかに乗り越えて今があるのか、そしてこれからどんなことにチャレンジしようとしているのか、という前向きな話になるのです。
僕のグループでは、「一番大変なのはもちろん患者本人。でも家族にも家族にしか分からない辛さがある」というお話がご家族から出ました。でもそうした話をいま笑ってできるという状況を、みなさん楽しんでおられました。
僕自身、非常によいエネルギーをみなさんからいただきました。本当によい刺激になりました。
http://www.oceanbridge.jp/taka/archives/2016/09/post_847.html