何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。(ヤコブの手紙4章1節)
1.詩篇78篇1節ー31節
2.テモテへの手紙第一6章2節ー11節
3.ヤコブの手紙1章12節ー16節
4.ヨハネの手紙第一2章15 節ー17節
今日の聖句は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。」と疑問を提示してからその答えとして「あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」と語ってから「貞操のない人たち。世を愛することは神に敵することであることがわからないのですか。世の友となりたいと思ったら、その人は自分を神の敵としているのです。(ヤコブの手紙4章4節)」と、語っているのは、すべて世にあるもの、すなわち、肉の欲、目の欲、暮らし向きの自慢などは、御父から出たものではなく、この世から出たものだからではないでしょうか(ヨハネの手紙第一2章16節)。イスラエルの民は紅海を二つに分けられ、追ってきたエジプト軍から救われ、昼は雲の柱、夜は火の柱をもって導かれた神の偉大さを見ているにもかかわらず、激しい欲望にかられて肉が食べたいと言い、せっかくエジプトから贖われたにもかかわらず、エジプトを懐かしみ「神は荒野の中で食事を備えることができようか。」と不信の罪を犯し、神を試みるようなことをして神の怒りを招いてしまったのでした(詩篇78篇18節及び27節)。欲望は人間関係においてだけでなく神に逆らうような行為に発展してしまう力を持っているのです。エサウも一杯の食物と引き換えに長子の権利を失ったのでした。パウロは「満ち足りた心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。」と語っています。この世のものに心を向けるよりも、神がどのような方なのかを忘れずに、救われてることを感謝して生きるようにしようではありませんか。