二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。(マタイの福音書10章29節ー31節)

1.創世記1章26節ー30節
2.箴言3章1節ー8節
3. 箴言29章25節ー26節
4.ペテロの手紙第一5章7節ー11節

イエス様は弟子たちに「いいですか。わたしが、あなたがたを遣わすのは、狼の中に羊を送り出すようなものです。」と、福音宣教の働きをするにあたって迫害に会うことを話されてから「からだを殺しても、たましいを殺せない人たちなどを恐れてはなりません。そんなものより、たましいもからだも、ともにゲヘナで滅ぼすことのできる方を恐れなさい。」と話されてから「 二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません。また、あなたがたの頭の毛さえも、みな数えられています。だから恐れることはありません。あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。」と、人を恐れる必要のないことを語っています。「あなたがたは、たくさんの雀よりもすぐれた者です。」とイエス様がおっしゃったのは、雀を含め他の被造物と違って人は神のかたちに創造されただけでなく(創世記1章27節)神の息が吹き込まれた存在(創世記2章7節及び19節)であるからではないでしょうか。イエス様は小さな一羽の雀でさえも神との関わりがあることを話されるとともに、髪の毛は落ちたり新しく生えたりしますから毎日見ていてもその数を知ることはできませんが、神は私たち自身が知らない自分の細部にまでもよくご存知なだけでなく、いつも共にいてくださる方です。ですから、ペテロ「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。(ペテロの手紙第一5章7節)」と勧めているのではないでしょうか。私たちの神は私たちのことを心にかけておられる方でどんなと時にもいつも共にいてくださることを、神を恐れる(畏れる)、すなわち、神がどんな偉大な方であるのかを忘れずに主を信頼して生きるようにしようではありませんか。