キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ人への手紙3章15節)

1.ヨハネの福音書14章22節ー27節
2.ローマ人への手紙12章14節ー21節
3.エペソ人への手紙2章10節ー19節
4.ピリピ人への手紙4章4節ー7節

今年のノーベル平和賞 に日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が選ばれ、代表委員の田中熙巳さんが「核兵器を無くしていくためにどうしたらいいか、世界中のみなさんで共に話し合い、求めていただきたい。人類が核兵器で自滅することのないよう、核兵器も戦争もない世界の人間社会を求めて共に頑張りましょう。」と話されましたが、国連でどんなに話し合っても平和をつくることができない原因をヤコブの手紙4章1節は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」と語っています。コロナの前、天台宗の高僧でドイツにもお寺をつくられた竹内日祥上人からテーマが「平和」という宗教対話協議会で演奏と主人の信仰について話して欲しいとのご依頼でピアノがないので主人ひとりで参加しましたが、その会で大正大学の星川啓慈教授は「私はクリスチャンではありませんが、あなたの右の頬を打つような者には左の頬も向けなさい。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。剣をもとに納めなさい。剣を取る者はみな剣で滅びます、と言われたイエス・キリストこそ唯一の平和主義者である。」と話されたそうです。イエス様は「平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。(マタイの福音書5章9節)」と仰せられました。キリスト者は神の子とされています。ですから、キリスト者には平和をつくる使命が与えられていますが、それを実践するために神の子とされていることを忘れずに、パウロの「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。」というお勧めをしっかり握って生きようではありませんか。