この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)

1.マタイの福音書5章38節ー48節
2.ヨハネの福音書12章20節ー28節
3.コロサイ人への手紙3章2節ー15節
4.テモテへの手紙第一2章1節ー7節

祭司長たちから権限を与えられパリサイ人として生きていた時のパウロは、激しい怒りに燃えてキリスト者を迫害するために出かけたダマスコの途上でイエス様から声をかけられ、自分のしていたことが過ちであったことを指摘されただけでなく、「神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知らない。ところで、私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜ったものを、私たちが知るためです。(コリント人への手紙第一2章11節ー12節)」と語っているように、聖霊に満たされ、神のみこころを知る者となられキリストの証人、使徒とのしての使命が与えられ、イエス様が「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。」と、完全な者となるためにはこの世と調子を合わせるのではなく、神がどのような方なのかを考慮するように仰せられたように「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。」とご自身の体験から勧告しています。私たちの心を自分や他者に向けるのではなく信仰の完成者であるイエス様に向け、主が願っているように互いに愛し合うと共に、イエス様が十字架上で人々のためにとりなされたように(ルカの福音書23章34節)、人々のためにとりなして祈るようにしようではありませんか(テモテへの手紙第一2章1節)。