あなたのみことばによって、私の歩みを確かにし、どんな罪にも私を支配させないでください。(詩篇119篇133節)

1.詩篇19篇7節ー8節
2.使徒の働き20章29節ー32節
3.テモテへの手紙第二3章16節ー17節
4.ヘブル人への手紙4章12節ー16節

現代社会はSNSやさまざまな媒体を通して、勇気づけたり、励ましたりすることばが語られたり、書き込まれたりする一方で、人がどう思うと、どう傷つこうがお構いなしに自分勝手なことばや悪の道に迷い込ませるようなことばが書き込まれているだけでなく、報道さえも真実なのかどうなのかもわからないような時代になり、真理の言葉と偽りのことばが氾濫しているのではないでしょうか。人は耳にしたことば、電車の中の広告などに見られるように、見たことば、自分の想像力を駆使して頭の中に浮かぶことばの影響を受けると、今の歩み方で良いのかどうか、将来はどうなるのかというような思い煩いや恐れが襲ってきて不安になり、不安定な歩み方になってしまうのではないでしょうか。ところで、今日の聖句は「あなたのみことばによって、私の歩みを確かにし、どんな罪にも私を支配させないでください。」と祈っています。 詩篇19篇7節に主のみおしえは完全で、たましいを生き返らせる力があることを、ヘブル人への手紙4章13節は「神のことばは生きていて、力があり、両刃の剣よりも鋭く、たましいと霊、関節と骨髄の分かれ目さえも刺し通し、心のいろいろな考えやはかりごとを判別することができます。」と、みことばの力と働きについて語っています。キリスト者となってもこの世を去るまでの間、悔いるような罪や過ちを犯しますが、恵みの座に出てそれらのものを全て正直に主に申し上げ主の手に明け渡すなら、罪に支配されることがないどころか、すべての悪からきよめてくださるので(ヨハネの手紙第一1章8節ー2章2節)、神の愛と恵みの深さを知ることになるのではないでしょうか。確かな歩みをするために、恵みのみことばに生きるようにしようではありませんか。