主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。(詩篇139篇1節)
1.ルカの福音書22章31節ー34節
2.ヨハネの福音書16章19節ー33節
3.ヨハネの福音書21章15節ー19節
4.ローマ人への手紙8章27節ー34節
人はとかく自分のことは自分が一番よく知っていると思いがちですが、パウロが「人を欺く情欲(エペソ人への手紙4章22節)」と語っているように感情に支配されたり、よくに支配されると思ってもいなかったことを口にしたり、行いで失敗したりするのではないでしょうか。今日の聖句は「主よ。あなたは私を探り、私を知っておられます。」と、主は私たちのことを私たち自身よりもよくご存知であることを語っています。パウロは「あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。(コリント人への手紙第一10章13節)」と語っているのは、主は私たちのことをよくご存知であることを知っておられたからではないでしょうか。サタンは試練を与えればヨブは神に向かってのろうと思っていましたが、神はヨブがそのようなことはしないことをご存知でサタンがヨブを試みることを許されたのではないでしょうか。神のみこころにかなった者としてダビデに王としての油を注がれましたが、彼はサウルからいのちを狙われると、神に拠り頼まず、自分の考えで行動して多くの罪を犯しましたが、主は彼が必ず悔い改めることをご存知で選ばれたのではないでしょうか。私たちも完全ではないので、思ってもいないことを口にしたり、後悔するようなことをして、パウロのように情けなく思うことがありますが、パウロは「あなたがたは、主が来られるまでは、何についても、先走ったさばきをしてはいけません。主は、やみの中に隠れたことも明るみに出し、心の中のはかりごとも明らかにされます。そのとき、神から各人に対する賞賛が届くのです。(コリント人への手紙第一4章5節)」と驚くべきことを語っています。恵みによって神の裁きや罪に対する刑罰から救われいることを、日々、罪に定められないように祈っていてくださる主をほめたたえて生きようではありませんか。