あなたのあわれみは大きい。主よ。あなたが決めておられるように、私を生かしてください。(詩篇119篇156節)
1.使徒の働き26章12節ー20節
2.コリント人への手紙第一15章3節ー11節
3.エペソ人への手紙1章3節ー14節
4.テモテへの手紙第一1章12節ー17節
箴言19章21節は「人の心には多くの計画がある。しかし主のはかりごとだけがなる。」と、ソロモンは「日の下」すなわちこの世を見て「競争は足の早い人のものではなく、戦いは勇士のものではなく、またパンは知恵ある人のものではなく、また富は悟りのある人のものではなく、愛顧は知識のある人のものではないことがわかった。すべての人が時と機会に出会うからだ。」と語っています。確かに人が素晴らしい計画を立てても、何が起こるかわからないだけでなく、その計画が良い結果を生むかどうかもわかりません。北京五輪でケガをされてからの復帰ですから、四位でも素晴らしいと思いますが、金メダルを獲得できなかった羽生結弦さんは「正直、これ以上ないくらい頑張ったと思います。報われない努力だったかも知れないけれど」とコメントされていました。自分の力の限界を思われただけでなく、そこには人々の期待に答えられなかったという思いも重なっていたのではないでしょうか。人の計画は努力しても成し遂げられるかどうかもわからないもろさを持っていますが、神は全能者であり不可能なことはないことを、神の計画は必ず成就することを知っておられたダビデは「あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ。主が成し遂げてくださる。(詩編37篇5節ー6節)」と勧めています。主はあわれみ深く、恵みとまことに満ちておられる良いお方であり、すべてのことを益としてくだることを心に据えて「主よ。あなたが決めておられるように、私を生かしてください。」と、自分のためだけでなく、家族のひとりひとりにも神のご計画があることを信じて「主よ。あなたが決めておられるように、家族も生かしてください。」と祈るなら、主の平安が臨んで自我や重荷、恐れから解放され、心に安らぎが与えられ、主に対する期待と希望が生まれるのではないでしょうか。