主よ。私は、国々の民の中にあって、あなたに感謝し、国民の中にあって、あなたにほめ歌を歌いましょう。あなたの恵みは大きく、天の上にまで及び、あなたのまことは雲にまで及ぶからです。(詩篇108篇3節―4節)

1.ヨハネの福音書1章1節―18節
2.ローマ人への手紙5章17節―21節
3.コリント人への手紙第一15章3節―11節
4.エペソ人への手紙1章3節―14節

今日の聖句は、まず「主よ。私は、国々の民の中にあって、あなたに感謝し、国民の中にあって、あなたにほめ歌を歌いましょう。」と語ってから、その理由を「あなたの恵みは大きく、天の上にまで及び、あなたのまことは雲にまで及ぶからです。」と、主の恵みとまことは「天の上」「雲にまで」と、人の手が届かないような領域、すなわち人の力や知恵では理解できないほど偉大なものであることを示しておられるのではないでしょうか。パリサイ人や律法学者が「この女は姦淫の現場で捕まえられたのです。モーセの律法の中で、こういう女を石打にするように命じています。ところで、あなたは何と言われますか。」と問いかけると、イエス様は「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」と、仰せられたので年長者たちから始めてひとりひとり出て行ったのですが、自分の義に生きていたパリサイ人や律法学者は残ったのでした。人はとかく自分の義に生き、他者と比較しながら自分の立場を確認し、他者だけでなく、時には自分の罪深さに気づいて自分をも責めてしまうようなことがあるのではないでしょうか。ヨハネはキリスト者がことばや口先だけで愛することをせずに行いと真実をもって愛するように勧めるとともに、たとい自分の心が責めても神ば私たちの心よりも大きく、そして何もかもご存知なので、神の御前に心安らかでいるように勧めています(ヨハネの手紙第一3章18節―20節)。罪人を救うために御子をお遣わしになられた父なる神に感謝を捧げ、恵みとまことに満ちておられ、今日もとりなしていてくださるイエス様を誉めたたえてようではありませんか。