神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(イザヤ書30章15節)

1.詩篇46篇8節ー11節
2.箴言31節―7
3.イザヤ書4027節―31
4.エペソ人への手紙1章17節―19節

主は、エジプトで苦悩しているご自分の民を顧みられ、民エジプトの手から救い出し、乳と蜜の流れる広い良い地に導きくためにモーセをエジプトに遣わされ、多くの奇蹟をもって神がどのような方であるかを示されたのですが、約束の地に入るためには荒野を旅する必要がありました。イスラエルの民は多くの奇蹟を体験しながらもそれが信仰に結びつかず、荒野で神よりもエジプトを懐かしみ不信の罪を犯した世代は約束の地に入ることができずに、彼らが願ったように荒野で亡くなったのでした。モーセは「主は、あなたをエジプトの地、奴隷の家から連れ出し、燃える蛇やさそりのいるあの大きな恐ろしい荒野、水のない、かわききった地を通らせ、堅い岩から、あなたのために水を流れ出させ、あなたの先祖たちの知らなかったマナを、荒野であなたに食べさせられた。それは、あなたを苦しめ、あなたを試み、ついには、あなたをしあわせにするためであった。」と、苦しみや試練はしあわせになるための過程であることを語るとともに「あなたの神を心に据えなさい。主があなたがたに富を築きあげる力を与えるのはあなたがたの先祖に誓った契約を今日のとおりに果たされるためである。」と、力は神から与えられることを語りました(申命記8章11節―18節)。パウロは「神の全能の力の働きによって私たち信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、あなたがたが知ることができますように。(エペソ人への手紙1章19節)」と祈られました。神からの救いや力を得る秘訣を主は「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」と、教えてくださっています。さまざまな恐れや思い煩いが襲って来たなら、神がどのような方であるかを思い起こし主を信頼して主の前に静まって祈り、患難をも喜ぶことができるような力を主からいただこうではありませんか(ローマ人への手紙5章3節:患難さえも喜ぼうではないか)。