「神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵をお授けになる。」ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げさります。(ヤコブの手紙4章6節―7節)
1.マタイの福音書16章21節―23節
2.ヨハネの福音書24節ー33節
3.コリント人への手紙第二2章10節−11節
4.コリント人への手紙第二10章3節―4節
パウロは「終わりに言います。主にあって、その大能の力によって強められなさい。悪魔の策略に対して立ち向かうことができるために、神のすべての武具を身に着けなさい。私たちの格闘は血肉に対するものではなく、主権、力、この暗やみの世界の支配者たち、また、天にいるもろもろの悪霊に対するものです。」と、キリスト者が戦うべき相手は人ではないことを語るとともに悪魔の策略に対抗するための神の武具について「腰には真理の帯、胸には正義の胸当て、足には平和の福音、信仰の大楯を取り、救いのかぶとをかぶり、また御霊の与える剣である神のことばを受け取りなさい。」と具体的に語っていますが(エペソ人への手紙6章10節ー20節)、それらすべてのものはキリストによるものであることを考慮すると、キリストを着ることではないでしょうか。イエス様が弟子たちに、ご自身がエルサレムで殺されるが三日目によみがえらなければならないことを話されると、「主よ。神の御恵みがありますように。そんなことが、あなたに起こるはずはありません。」とイエス様を引き寄せていさめ始めたペテロに「下がれ。サタン。あなたはわたしの邪魔をするものだ。あなたは神のことを思わないで、人のことを思っている。」と仰せられた主のことばにサタン、すなわち悪魔の策略を見ることができるのではないでしょうか。今日の聖句は「『神は高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。』ですから、神に従いなさい。そして、悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げさります。」と、驚くべきことに悪魔が逃げるようなことが起こることを語っていますが、そのためには神に従う必要があることを語っています。神に従うためには、神がどのような方であるかを認め、自分を低くして自分の考えや思いではなく、イエス様がみことばをもって悪魔の試みに勝利されたように、みことばに生きる必要があるのではないでしょうか。キリスト者は時々悪魔の力を過大評価して神よりも悪魔に目を向けてしまいがちになりますが、ヨハネの手紙第一4章4節が「子どもたちよ。あなたがたは神から出た者です。そして彼らに勝ったのです。あなたがたのうちにおられる方が、この世のうちにいる、あの者よりも力があるからです。」と語っているように、キリスト者の心には悪魔(サタン)や悪霊が恐れおののくキリストが聖霊なる神として内住していることを忘れないようにしようではありませんか。