「彼が私にしたように、私も彼にしよう。私は彼の行いに応じて、仕返しをしよう」と言ってはならない。(箴言24章29節)

1.詩篇37篇1節ー15節
2.詩篇73篇1節ー20節
3.マタイの福音書5章43節ー45節
4.ローマ人への手紙12章17節ー21節

先日、有罪判決を言い渡された三人の若者が香港警察に捕らえられるような状態にまで発展したことが報道されました。香港民主化デモストレーションが報道された初期の頃「Sing hallelujah to the Lord (日本語訳:主を賛美しよう)」という賛美が群衆の中で歌われていたのには感動しました。その頃商用で香港に滞在されたクリスチャンの姉妹から「報道されているような地域から離れた静かな場所でクリスチャンが毎日集まって祈っておられました。」と伺いました。ダニエルの祈りは祈った時、すでに主に届いていましたが、ペルシャの君、すなわちペルシャを支配している悪霊によって妨げられ、二十一日間祈りの答えはもたらされませんでした(ダニエル書10章12節―14節)。今日の聖句が「『彼が私にしたように、私も彼にしよう。私は彼の行いに応じて、仕返しをしよう』と言ってはならない。」と勧告しているように、キリスト者の祈りは祈ったその時にすでに主がお聞きくださっていますが、目に見えない霊的戦いがあること、主の時があること(伝道者の書3章11節)を覚えるとともに、自分でやりかえそうとするような肉の思いに支配されないように、イエス様が「父よ。彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか自分でわからないのです。(ルカの福音書23章34節)」と、迫害する人々のためにとりなして祈られたことを思い起こし、パウロが「すべての人のために、また王とすべての高い地位にある人たちのために願い、祈り、とりなし、感謝がささげられるようにしなさい。それは、私たちが敬虔に、また威厳をもって、平安で静かな一生を過ごすためです。そうすることは、私たちの救い主である神の御前において良いことであり、喜ばれることなのです。(テモテへの手紙 第一2章1節―3節)」と勧めているように、香港はじめ世界中のキリスト者の信仰が守られるように、習近平主席、菅総理はじめ世界中の指導者、政財界、教育会、地域のリーダーの方々がまことの神を知ることができるようにとりなして祈ろうではありませんか。