私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。(テモテへの手紙 第二2章8節)
1.イザヤ書53章1節―12節
2.ヘブル人への手紙4章14節ー16節
3.ヘブル人への手紙12章2節ー12節
4.ペテロの手紙第一4章12節―19節
ソロモンは「実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた。これこそが神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。(伝道者の書5章19節―20節)」と神との関係がいかに大切であるかを語っています。パリサイ人として生活していたときには律法による自分の義に生き、キリスト者を迫害していましたが、キリスト・イエスを知っていることのすばらしさを、キリストを信じる信仰に基づいて神から与えられる義を知ったことによって、キリスト者となったパウロは迫害される者となったのですが、信仰をつらぬき通すことができた秘訣は「私の福音に言うとおり、ダビデの子孫として生まれ、死者の中からよみがえったイエス・キリストを、いつも思っていなさい。」と勧めているように、死に勝利されたイエス様をいつも思っていたからではないでしょうか。パウロがもっともたいせつなことと言われたのは十字架と復活でした(コリント人への手紙 第一15章3節―4節)。ヤコブの手紙5章13節も「あなたがたのうちに苦しんでいる人がいますか。その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか。その人は賛美しなさい。」と、どんな時にも、どんな状況にあっても主を忘れないように勧めています。死に勝利され生ける希望を与えてくだっただけでなく、私たちの弱さをよくご存じで今日もとりなしていてくださるイエス様のことを忘れずに生活しようではありませんか。