あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。(ヨハネの福音書17章18節)
1.マタイの福音書28章18節―20節
2.使徒の働き1章4節―9節
3.ローマ人への手紙10章10節―15節
4.ペテロの手紙 第一 4節ー9節
イエス様は悪魔の試みに会われましたが、みことばによって対処してから御霊の力を帯びてガリラヤに帰られ人々を教えられた、とあります(ルカの福音書4章1節―21節)。ところで、イエス様は「わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためです。その方は真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。(ヨハネの福音書14章16節―17節)」と、仰せられましたが、昇天される前、「次のように書いてあります。キリストは苦しみを受け、三日目に死人の中からよみがえり、その名によって、罪の赦しを得させる悔い改めが、エルサレムから始まってあらゆる国の人々に宣べ伝えられる。あなたがたは、これらのことの証人です。さあ、わたしは、わたしの父の約束してくださったものをあなたがたに送ります。あなたがたは、いと高き所から力を着せられるまでは、都にとどまっていなさい。(ルカの福音書24章45節―49節)」と、「高き所からの力」は、聖霊によるものであり、主の証人として地の果てにまで遣わされることを、弟子たちは聖霊を知っており、彼らのうちにおられましたが、聖霊の力が必要があることを語ったのでした(使徒の働き1章8節)。主が約束された聖霊が五殉節(ペンテコステ)に下り弟子たちは聖霊の力に満たされましたが、その背後には主の時があっただけでなく、弟子たちや婦人たちの祈りが積まれていたのでした(使徒の働き1 章12節―15 節)。キリスト者には聖霊が与えられており、イエス様が「あなたがわたしを世に遣わされたように、わたしも彼らを世に遣わしました。」と仰せられたように、キリストの証人として世に遣わされていますが、弟子たちのように聖霊の力が必要なのではないでしょうか。緊急事態宣言がなされたために、家でインターネットやユーチューブなどで礼拝を持ち、教会の礼拝に行けない状況がありますが、5月31日はペンテコステ礼拝になることを心に留めて、使徒の働きの時に弟子たちに下り、初代教会が起こされた時と同じように聖霊の力がすべてのキリスト者に臨むように祈る祈りの時としようではありませんか。