にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。(マタイの福音書7章15節―16節)

1.マタイの福音書1324節―30
2.ヨハネの福音書151節―5
3.ガラテヤ人への手紙522節―24
4.ヨハネの手紙 第一2章18節―28節

今日の聖句「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。」はイエス様のおことばです。現在は古きはバビロンから始まり、ギリシャや中東を経由してヨーロッパで盛んに行われた西洋占星術の思想を背景にもつニューエージ運動をはじめ数え切れないほどの新興宗教が世界中に起きているようですが、キリスト教界においても「異端」と称するグループがさまざまな手法をもって日本にも到来し、教会が乗っ取られてしまうという状況が起きているとのことです。異端が発生する原因はペテロが「聖書の預言はみな、人の私的解釈を施してはならない。なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、神からのことばを語ったのだからです。(ペテロの手紙 第二1章20節−21節)」と、パウロが「私たちの主キリストに仕えないで、自分の腹(口語訳:欲)に仕えている人々はなめらかなことば、へつらいのことばをもって純朴な人たちの心をだましている(ローマ人への手紙16章18節)と語っているように、自分勝手に聖書解釈をしている人々によるものや、動機が不純な人によるのではないでしょうか。イエス様は「にせ預言者たちに気をつけなさい。彼らは羊のなりをしてやって来るが、うちは貪欲な狼です。あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。ぶどうは、いばらからは取れないし、いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。」と、ことばに騙されないように、実によって判断するように仰せられました。ヨハネは「あなたがたの場合は、キリストから受けたそそぎの油があなたがたのうちにとどまっています。それで、だれからも教えを受ける必要がありません。彼の油がすべてのことについてあなたがたを教えるようにーその教えは真理であって偽りではありませんーまた、その油があなたがたに教えたとおりに、あなたがたはキリストのうちにとどまるのです。(ヨハネの手紙 第一2章27節)」と御霊の働きについて語られました。「何かおかしい」という思いが与えられたら、少し距離をおいてみる必要があるのではないでしょうか。イエス様は「わたしにとどまっていなければ、実を結ぶことはできません。」と仰せられました。キリストとの関係がどのようであるかを見るときに、どんな実なのかがはっきりわかるのではないでしょうか。異端の働きに巻き込まれないように、みことばそのものを心に蓄えようではありませんか。