聖書箇所
主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも数が多かったからではない。事実、あなたがたは、すべての国々の民のうちで最も数が少なかった。(申命記7章7 節)
<関連聖句>
1.創世記12章1節―3節
2.士師記7章2節―23節
3.ルカの福音書12章25節―32節
<メッセージ>
この世はとかく多数決で物事を決めやすいものです。7月21日には参議院議員選挙がなされ、当選者の数によって主導権が決められてしまうような状況にありますが、今日の聖句は「主があなたがたを恋い慕って、あなたがたを選ばれたのは、あなたがたがどの民よりも数が多かったからではない。事実、あなたがたは、すべての国々の民のうちで最も数が少なかった。」と、神はかえって数の少ない民族をご自分の民とされたことが語られています。主はアブラハムに「あなたは、あなたの生まれた故郷を、あなたの父の家を出て、わたしが示す地へ行きなさい。そうすれば、わたしはあなたを大いなる国民とし、あなたを祝福し、あなたの名を大いなるものとしよう。あなたの名は祝福となる。あなたを祝福する者をわたしは祝福し、あなたをのろうものをわたしはのろう。地上のすべての民族は、あなたによって祝福される。」と、イエスラエル民族はアブラハムご夫妻から起こされたのです。イエス様がご自分のことを「いのちのパン」と仰せられ「わたしの肉を食べ、わたしの血を飲む者は、わたしのうちにとどまり、わたしも彼のうちにとどまります。生ける父がわたしを遣わし、わたしが父によって生きているように、わたしを食べる者も、わたしによって生きるのです。これは天から下って来たパンです。あなたがたの父祖たちが食べて死んだようなものではありません。このパンを食べる者は永遠に生きます。」と仰せられると、その真意をイエス様に尋ねることなく「これはひどいことばだ。そんなことをだれが聞いておられようか。」と言い、弟子たちの多くの者が離れ去り、結局、主を裏切ったユダも含め12弟子だけが残りましたが、やがてパウロとユダの代わりにくじで使徒とされたマッテイアを含め、十二使徒によって福音は広げられ、教会がいたるところで建て上げられたのです。日本のクリスチャン人口は1%と言われていますが、今は少なくてもキリスト者ひとりひとりが日本の人々の救いのために主に選ばれた存在であることを心に留め、人々の救いのために、教会の宣教の働きが前進するように祈ろうではありませんか。