マタイの福音書5章9節

平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。

<関連聖句>

1.コリント人への手紙 第一 1章26節―30節
2.コリント人への手紙 第二 5章17節―21節
3.ガラテヤ人への手紙5章13節ー24節
4.エペソ人への手紙2章14節―17節
5.ピリピ人への手紙4章6節ー7節

<メッセージ>

イエス様は「『心を尽くし、思いを尽くし、知力を尽くして、あなたの神である主を愛せよ。』これがたいせつな第一の戒めです。

『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。』という第二の戒めも、それと同じようにたいせつです。

律法全体と預言者とが、この二つの戒めにかかっているのです。」と律法は神によって与えられましたから、神を愛し、隣人を愛することが神の御心であることを語られました。

年末には毎年平和のために働かれた方にノーベル平和賞が贈られますが、先日もニュージーランドで銃を乱射し多くの方が亡くなられたり、負傷するような悲惨な事件が報道されたように、いまだにテロが止まず、世界平和を見ることができない状態にありますが、その原因をヤコブの手紙4章1節は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。

あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」と語っています。

ですから、人が欲から解放されないかぎり平和をつくることはできないように思わされますが、欲から解放される道は「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。」と仰せられた平和の君であるまことの神、イエス様を知り、キリストにつく者として生きる以外にないことをガラテヤ人への手紙5章24節は語っています。

今日の聖句はイエス様のことばで、「平和をつくる者は幸いです。

その人たちは神の子どもと呼ばれるから。」と、神との関係がある者、すなわちキリストを信じ、まず神との関係が回復され、神の子とされているキリスト者こそ平和をつくる者とされていることを語っています。

イザヤ書32章17節は「義は平和をつくり出し、義はとこしえの平穏と信頼をもたらす。」と語っていますが、パリサイ人として生きていた時には律法による自分の義に生き、キリスト者を迫害していたのですが、イエス・キリストを信じることにとって与えられる神の義と神の平安を知ったパウロが「どうか、私たちの父なる神と主イエス・キリストから恵みと平安があなたがたの上にありますように」と祈る人へと変えられたように、私たちも自分の義ではなく神の義に生き、イエス様がとりなして祈っていてくださることを心に留め、パウロのようにお互いのために祈ろうではありませんか。