第一生命保険株式会社による、第68回「保健文化賞」の受賞のお一人に、樋野興夫先生が選ばれました。誠に喜ばしいことです。受賞の内容は、以下の通りです。受賞は、10月ですので、10月のお茶の水メディカル・カフェにはその様子もうかがえることでしょう。
受賞の内容は、
「『アスベスト・中皮腫外来』の開設に加え、医療現場と患者の隙間を埋め、患者との対話で病気の不安や 悩みの解消を図る「がん哲学外来」を開設し、地域の保健衛生に貢献した」
保健文化賞は、戦争の傷痕が深く残り、衛生環境が悪化する状況にあった 1950 年に、わが国の保健衛生向上のためにお役に立ちたいと考え、保健衛生の分野における立派な業績と、長年にわたる労苦に対し感謝と敬意を捧げるために創設された。
創設当時は結核や栄養不足などが社会的に喫緊の課題であったため、主にこれらの分野でのご活躍を応援してきたが、近年では生活習慣病対策、高齢者や障がい者への福祉、海外での医療や疾病対策など、その時代におけるさまざまな課題に、継続的に取り組んでこられた方々を顕彰している。
この度、審査委員による選考のもと、団体 10 件、個人5名の受賞者が決定した。
贈呈式は、10 月に開催し、受賞者には、厚生労働大臣から表彰状、当社からは感謝状とともに賞金が贈られる。また、受賞者は贈呈式の翌日、皇居に参内し、天皇皇后両陛下への拝謁を賜る。