3月11日のお茶の水メディカル・カフェは、6年前の3.11の大災害の記念の日と重なって、意義のある一日でした。
ともすると風化しやすい時間が過ぎてしまい、お互い、自分のことの一部としてこの日を迎えることに大きな意義があります。
いまだに35000人以上の方々が仮設住宅に住んでおられ、仮設ではなく常設になってしまった住宅も、あちらこちらボロボロになり、今年も厳しい冬を過ごし、3.11をお迎えになっています。なお、行方不明の方が2500名以上、ご家族の方は、死亡届など出せない、家族を自分で葬ることなどできないという切ない思いのなかで、遺品を探しておられる方も少なくありません。

気が付かないところで、誰かが痛んでいることを忘れないようにしたいものです。
スタッフのお一人の森さんが、クリスマスローズの写真を送ってくれました。
次のような文章が寄せられていました。感謝。

「先日 スタッフとクリスマスローズ展に行きました。入り口で クリスマスローズの名前の由来 花言葉を読んで 感動して泣きました。雪の中でも咲き 日陰でも育ち、仲間をどんどん増やす まるでがん哲学外来のみんなみたいだねと。」

4月のお茶の水メディカル・カフェは、4月8日(土)午後1時よりです。
皆様にお会いできることを楽しみにしています。榊原 寛