イエスは近づいて来て、彼らに言われた。「わたしは天においても、地においてもいっさいの権威が与えられています。」(マタイの福音書28章18節)

1.ヨハネの福音書14章22節ー30節
2.コリント人への手紙第一15章4節ー26節
3.エペソ人への手紙1章17節ー21節
4.ピリピ人への手紙2章6節ー11節

パウロは祭司長たちから権限と委任を受けてキリスト者を迫害していましたが、ダマスコの途上で太陽よりも明るく輝く天からの光を見たことによって一瞬のうちに視力を失い、人々に手を引いてもらわないと歩けない状態に陥ったのでした。イエス様は「主よ。あなたは、私たちにはご自分を現そうとしながら、世には現そうとなさらないのは、どういうわけですか。」と尋ねた、イエス様を裏切ったイスカリオテのユダでないユダに、やがてキリスト者に与えられる助け主である聖霊の働きについて語るとともに、この世が与えることのできない平安を与えてくださるとう約束をされてから、「わたしは、もう、あなたがたに多くは話すまい。この世を支配する者が来るからです。彼はわたしに対して何もすることはできません。しかしそのことは、わたしが父を愛しており、父の命じられたとおりに行っていることを世が知るためです。立ちなさい。さあ、ここから行くのです。(ヨハネの福音書14章30節ー31節)」と仰られたように、十字架につけられましたが、死からよみがえられたことによって「わたしは天においても、地においてもいっさいの権威が与えられています。」と仰せられたように、空中の権をもつ悪魔にもこの世にも勝利されたのでした。イエス様は「何でもないあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれます。(マタイの福音書16章19節)」と、驚くべきことを約束されたのでした。イエス様がどのような方であるのかを思うとともにその方が聖霊なる神として内住しておられることを自覚して祈ろうではありませんか。