あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。(詩篇11911節)

1.詩篇3730節ー31
2.詩篇404節ー8節
3. マタイの福音書1233節ー35
4.ヤコブの手紙117節ー21

エリアブを見て「確かに、主の前で油を注がれる者だ。」と思ったサムエルに「彼の容貌や、背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るように見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。(サムエル記第一166節ー8節)」と仰せられたように、イエス様が「『姦淫してはならない』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。だれでも情欲をいだいて女を見る者は、すでに心の中で姦淫を犯したのです。(マタイの福音書527節ー28節)」と仰せられたように、人はとかく罪を犯す領域を目にみえる世界に限定してしまいがちですが、人の目には見えるような行動として起こすかどうかにかかわらず、心の中をご覧になられる神の前には罪となることを指摘されました。今日の聖句は「あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心にたくわえました。」と、ヤコブが「人の怒りは、神の義を実現するものではありません。ですから、すべての汚れや溢れる悪を捨て去り、心に植えつけられたみことばを、すなおに受け入れなさい。みことばは、あなたがたのたましいを救うことができます。また、みことばを実行する人になりなさい。自分を欺いて、ただ聞くだけの者であってはなりません。(ヤコブの手紙120節ー22節)」と罪を犯さない秘訣を語っています。みことばを心ではなく、知識として頭に蓄えるとパリサイ人や律法学者のように高ぶりの罪を犯してしまうのではないでしょうか。この世の価値観やこの世の汚れ、みことばに生きることを妨げる肉の思いから守られるために、恵みのみことばをすなおに受け入れるだけでなく、恵みのみことばに生きるようにしようではありませんか。