誇る者は、主を誇りなさい。(コリント人への手紙第二10章17節)

1.エレミヤ書9章23節ー24節
2.ヨハネの福音書1章9節ー17節
3.コリント人への手紙第一1章18節ー31節
4.エペソ人への手紙2章1節ー10節

人は能力を誇ったり、力を誇ったり、富を誇ったりしますし、自分に誇るものがないように思うと親族を誇ったり、系図を誇ったり、有名人を知っていることを誇ったり、野球では大谷選手や山本選手、佐々木選手、サッカーでは三笘選手や久保選手、バスケットでは八村選手や川村選手など海外でチームに貢献している方々の功績が報道される度に、日本人として誇りに思う、というような発言に見られるように人はさまざまな誇りを持って生きているのではないでしょうか。しかし、エレミヤ書9章23節にまず「主はこう仰せられる」と語ってから24節には「誇る者は、ただ、これを誇れ。悟りを得て、わたしを知っていることを。」と、また恵みを知ったパウロが「私はパウロにつく、私はアポロに(コリント人への手紙第一3章4節)」と、「私」に生きていたコリントの聖徒たちに「誇る者は、主を誇りなさい」と勧めています。パウロは「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは、自分自身からであたことではなく、神からの賜物です。行によるのではありません。だれも誇ることのないためです。(エペソ人への手紙2章8節ー9節)」とも語っているのは、どんなに能力が、力が、富があっても罪や死の解決を得ることができないからではないでしょうか。パウロが大切なこととして人々に伝えたのは十字架と復活でした。何よりも主を知ることができるようになったのもすべて恵みによるものであることを心に据えて恵みとまことに満ちている主がいつも共にいてくださることを忘れずに主を誉めたたえて生きるようにしようではありませんか。