あなたが祈るときには、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。(マタイの福音書6章6節)

1.詩篇73篇1節ー28節
2.詩篇142篇1節―7節
3.ピリピ人への手紙4章6節−7節
4.ペテロの手紙第一5章7節ー11節

イエス様は、祈りは人に聞かせるためにあるのではなことを話されてから「あなたが祈るときには、家の奥の自分の部屋に入りなさい。そして戸を閉めて、隠れたところにおられるあなたの父に祈りなさい。そうすれば、隠れたところで見ておられるあなたの父が、あなたに報いてくださいます。」と、ひとりで祈る時の留意点を話されました。主は敵を愛し、迫害する者のために祈るように話されましたが、それを実践するためには神の愛に生きる意外に不可能なのではないでしょうか。心のうちを知っておられることを知っていたダビデは「神よ どうか悪者を殺してください。人の血を流す者どもよ 私から遠ざかれ。彼らは敵意をもってあなたに語り、あなたの敵は みだりに御名を口にします。主よ あなたを憎む者たちを 憎まないでしょうか。あなたに立ち向かう者を きらわないでしょうか。私は憎しみの限りを尽くして彼らを憎みます」と、そんなことを主に申し上げて良いのかと思うなことを、心のうちにあるものを正直に申し上げるとともに「神よ 私を探り 私の心を知ってください。私を調べ 私の思い煩いを知ってください。私のうちに傷のついた道があるかないかを見て 私をとこしえの道に導いてください。」とも祈られました(詩篇139篇19節ー24節)。アサフが苦悩したようにこの世の不合理さをみて苦悩するようなとき、肉の思いに悩まされる時(詩篇73篇1節ー22節)、そのこともすべてご存知な主に心のうちを正直に申し上げるとともにそれらのものを主に明け渡し、主に立ち返り十字架の恵みを 主は私たちの弱さをよくご存知でとりなしていてくださることを、思い起こすなら、互いに赦し合い、神の愛に生きることができるのではないでしょうか。主も寂しいところで祈られました。いつも主には正直に心のうちを申しあげようではありませんか。