主は、私の強い敵と、私を憎む者とから私を救い出された。彼らは私より強かったから。(サムエル記第二22章18節)

1.ダニエル書3章9節―30節
2.ダニエル書6章4節―28節
3.使徒の働き26章2節―20節
4.ローマ人への手紙8章28節―39節

イエス様が「あなたがたは、なぜわたしの話していることがわからないのでしょう。それは、あなたがたがわたしのことばに耳を傾けることができないからです。あなたがたは、あなたがたの父である悪魔から出た者であって、あなたがたの父の欲望を成し遂げたいと願っているのです。(ヨハネの福音書8章43節―44節)」と、パウロがキリスト者になる前の状態について「あなたがたは自分の罪禍と罪との中に死んでいた者であって、そのころは、それらの罪の中にあって、この世の流れに従い、空中の権威を持つ支配者として今も不従順の子らの中に働いている霊に従って、歩んでいました。わたしたちもみな、かつて不従順の子らの中にあって、自分の肉の欲の中に生き、肉と心の望むままを行い、ほかの人たちと同じように、生まれながら御怒りを受けるべき子らでした。(エペソ人への手紙2章1節―3節)」と語っているように、主が人を用いられるように、悪魔も人を介して働きますし、悪魔はイエス様を試みたように、みことばに従うことができない欲や肉の思いに生きるように仕向けます。ピラトが祭司長や民の長老たちがイエス様を引き渡したのはねたみからであることに気づいたように、ダビデもサウル王からねたまれていのちをねらわれたのですが、「主は、私の強い敵と、私を憎む者とから私を救い出された。彼らは私より強かったから。」と告白されているように主はどのような状況下にあってもダビデとともにおられ救われたのでした。キリスト者を迫害していたパウロはキリスト者になったことによって迫害を受ける者になりましたが「神が私たちの味方であるなら、だれが私たちに敵対できるでしょう。(ローマ人への手紙8章31節)」と語っています。弱さを覚える時、肉の思いに悩まされる時、なんとか自分で頑張ろうとしたり、自分を罪に定めたりするよりも恵みの座に出て、悪魔や死をもたらす罪から救われていることを感謝し、主に拠り頼んで生きるようにしようではありませんか。