さて、パロがこの民を行かせたとき、神は、彼らを近道であるペリシテ人の国の道には導かれなかった。神はこう言われた。「民が戦いを見て、心が変わり、エジプトに引き返すといけない。」(出エジプト記13章17節)
1.創世記19章12節―26節
2.イザヤ書43章14節―21節
3.ヨハネの福音書2章23節―25節
4.ヘブル人への手紙4章13節―16節
今日の聖句が「さて、パロがこの民を行かせたとき、神は、彼らを近道であるペリシテ人の国の道には導かれなかった。神はこう言われた。『民が戦いを見て、心が変わり、エジプトに引き返すといけない。』」と語っているように、イエス様から「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか(アガパオ=神の愛)」と二度聞かれたペテロは二度とも「はい。私があなたを愛することは(フィレオ=友情)、あなたがご存じです。」と答えると、三度目にイエス様はアガパオではなくフィレオ、と尋ねるとペテロがイエス様に悲しい顔をして「主よ。あなたはいっさいのことをご存知です。(ヨハネの福音書21章15節―17節)」と答えたように、神は私たちひとりひとりを、私たちの弱さをよくご存知な方です。パウロは「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないような試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。(コリント人への手紙第一10章13節)」と語っているように、主は前方が紅海、後方からはエジプト軍という四面楚歌の状態に置かれたイスラエルの民のために紅海を二つに分けられ道を設けられ、民が対岸に渡り終えると海水を戻されて追って来たエジプト軍は全員溺死したように、試練だけでなく道を備えておられるのです。民はその様子を見て主をほめたたえましたが、荒野において神の偉大さを、奴隷の状態から贖われたことを忘れ、何度もエジプトを懐かしむようなことをして不信の罪を犯したのでした。罪の奴隷(ローマ人への手紙6章17節ー23節)となっていた状態から贖われ神の子とされ、永遠のいのちが与えられていることを忘れずに主を信頼して生きようではありませんか。