主は直ぐな人のために、光をやみの中に輝かす。主は情け深く、あわれみ深く、正しくあられる。(詩篇112篇4節)

1.詩篇34篇1節―19節
2.イザヤ書60章1節―2節
3.ヨハネの福音書1章1節―9節
4.ヨハネの福音書8章1節―12節

パウロはアグリッパ王に「わたしは、この民と異邦人との中からあなたを救い出し、彼らのところに遣わす。それは、彼らの目を開いて、暗やみから光に、サタンの支配から神に立ち返らせ、わたしを信じる信仰によって、彼らに罪の赦しを得させ、聖なるものとされた人々の中にあって御国を受け継がせるためである。」と、イエス様から与えられた使命について弁明されましたが、そこには暗やみと光、サタンと神と対照的なことが語られています。パウロは福音が語られても、信じない人がいる原因について「この世の神が不信者の思いをくらませて、神のかたちであるキリストの栄光を輝かせないようにしている(コリント人への手紙第二4章3節―4節)」と、この世の神、すなわち悪魔の働きがあることを、しかもヨブ記や福音書においてペテロが悪魔の試みにあったように、悪魔はキリスト者に対して戦いを挑んで試み、苦悩をもたらしますが、そのような状況さえも主の許しのもとでなされることであり、そのようなことさえも信仰の糧にされる主であることを、今日の聖句「主は直ぐな人のために、光をやみの中に輝かす。主は情け深く、あわれみ深く、正しくあられる。」を、心に据えて、主がどのような方であるかを思い起こすとともに、直ぐな人、すなわち詩篇11篇7節が「直ぐな人は、御顔を仰ぎ見る。」と語っているように、神のことを考慮しないように働きかける悪魔の策略に陥らないように、すべてのことをご存知であるだけでなくすべてのことを益としてくださる神を(ローマ人への手紙8章28節)、人の光であり、やみに勝利された信仰の完成者であるイエス様を仰ぎ見て(ヘブル人への手紙12章2節)、直ぐな人として歩もうではありませんか。