互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者などと思ってはいけません。(ローマ人への手紙12章15節)

1.ルカの福音書18章9節―14節
2.ローマ人への手紙11章25節―36節
3.コリント人への手紙第二12章1節―10節
4.ピリピ人への手紙2章3節―8節

福音書の弟子たちはイスラエルの民のところに「天の御国は近づいた。」と宣べ伝えるために遣わされましたが、だれが一番偉いかなどと議論をし、心は一つになっていませんでしたが、聖霊に満たされた弟子たちとペテロのメッセージを聞き、キリスト者となった3000人の心は一つになっていたのでした(使徒の働き2章36節―47節)。パリサイ人であった時のパウロは聖霊を持たず、律法による自分の義に生き、自分の考えでキリスト者を迫害していましたが、キリスト者となり聖霊に満たされたパウロは、第三の天にまで引き上げられ,主の幻と啓示を受け、人間には語ることを許されない、口にだすことのできないことばを聞きましたが、人がパウロについて過大評価することのないように、「私はキリストにあるひとりの人を知っています。」と話されただけでなく、肉体に一つのとげが与えられたのは高ぶることがないようにされた主のご配慮と受け止め(コリント人への手紙第二12章1節―7節)、「互いに一つ心になり、高ぶった思いを持たず、かえって身分の低い者に順応しなさい。自分こそ知者などと思ってはいけません。」と勧めています。イエス様を信じたことによって、恵みによって義人とされているだけであることを、神でありながら罪人を救うために遣わされたイエス様がどのように歩まれたかを忘れないようにしようではありませんか(マタイの福音書9章10節―13節)。