さまざまの異なった教えによって迷わされてはなりません。食物によってではなく、恵みによって心を強めるのは良いことです。食物に気を取られた者は益を得ませんでした。(ヘブル人への手紙13章9節)
1.マタイの福音書6章26節―33節
2.ローマ人への手紙14章14節―23節
3.コリント人への手紙第一15章3節―10節
4.テモテへの手紙第二2章1節―8節
今日の聖句は「さまざまの異なった教えによって迷わされてはなりません。食物によってではなく、恵みによって心を強めるのは良いことです。食物に気を取られた者は益を得ませんでした。」と、良いことは恵みによって心を強めることであり、食物に気をとられないように助言しています。確かに、この世に生きている限り、食物は必要ですが、心を養うことはできません。しかし、世の人々は、永遠のいのちに関する知識がなく、肉体の命しかご存じないので、食物に関する知識にたけており、さまざまな教えがあるため、世の人々と調子を合わせてしまうと、食物に関する教えに振りまわされ、恵みによって救われていること、永遠のいのちを持っていることを忘れ、世の人々と同じように恐れに支配されてしまうのではないでしょうか。ですから、パウロは「この世と調子を合わせてはいけません。(ローマ人への手紙12章2節)」と勧めているのではないでしょうか。「神の恵みによって、私は今の私になりました。そして、私に対するこの神の恵みは、無駄にはならず、私はほかのすべての使徒たちよりも多く働きました。しかし、それは私ではなく、私にある神の恵みです。(コリント人への手紙第一15章10節)」というパウロのことばは、恵みに生きることによって力を得ることができることを物語っているのではないでしょうか。心が元気を失ったり、疲れ果ててしまったりしているような時、十字架の恵みを忘れているのではないでしょうか(ヘブル人への手紙12章2節ー3節)。肉体のいのちはいつか滅びますが、永遠のいのちが与えられていることを忘れないようにしようではありませんか(ヨハネの手紙第一5章12節―13節)。