ああ、あなたは心のうちの真実を喜ばれます。それゆえ、私の心の奥に知恵を教えてください。(詩篇51篇6節)
1.詩篇62篇1節―8節
2.ヨハネの福音書2章23節―25節
3.ヤコブの手紙3章13節ー17節
4.ヨハネの手紙第一1章5節―2章2節
エレミヤ書17章9節は「人の心は何よりも陰険で、それは直らない。だれが、それを知ることができよう。わたし、主が心を探り、思いを調べ、それぞれの生き方により、行いの結ぶ実によって報いる。」と、人は本音を言わずに自分を装うことができ、パウロが「もはや、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩んではなりません。彼らは、その知性において暗くなり、彼らのうちにある無知と、かたくなな心とのゆえに、神のいのちから遠く離れています。」と語ってから、ほんとうにキリストに聞き、キリストにあって教えられているかどうかを尋ねるとともに「その教えとは、あなたがたの以前の生活について言うならば、人を欺く情欲によって滅びて行く古い人を脱ぎ捨てるべきこと、またあなたがたが心の霊において新しくされ、真理に基づく義と聖をもって神にかたどり造り出された、新しい人を身に着るべきことでした。(エペソ人への手紙4章17節―24節)」と語っているように、他者だけでなく自分をも欺くことができますが、主は人の心がどのようなものであるかをご存知であることを語っています。バテシバとの姦淫の罪を隠そうとしたダビデに、主は預言者ナタンを遣わされ、たとえ話しをもって罪を指摘されたので「私は主に対して罪を犯しました。」と正直に申し上げるとともに「ああ、あなたは心のうちの真実を喜ばれます。それゆえ、私の心の奥に知恵を教えてください。」と祈られました。ヤコブの手紙3章14節―17節には地に属し、肉に属し、悪霊に属する知恵と神の知恵との違いを語っています。知恵は持っている知識を実践させる力を持っています。詩篇119篇11節は「あなたに罪を犯さないため、私は、あなたのことばを心に蓄えました。」と語っています。主が神の知恵であるみことばを心に与えてくださるように、必要に応じて聖霊様がそのみことばを思い起こさせてくださるように祈ろうではありませんか。