イエスはこれらのことを話しながら、「聞く耳のある者は聞きなさい。」と叫ばれた。(ルカの福音書8章8節)

1.マタイの福音書13章1節―43節(マルコの福音書4章1節―24節)
2.マタイの福音書17章1節―8節
3.ローマ人への手紙10章11節―17節
4.エペソ人への手紙4章17節ー24節

イエス様は群衆に向かって「種を蒔く人が種蒔きに出かけた。蒔いているとき、道ばたに落ちた種があった。すると、人に踏みつけられ、空の鳥がそれを食べてしまった。また、別の種は岩の上に落ち、生え出でたが、水分がなかったので、枯れてしまった。また、別の種はいばらの真ん中に落ちた。ところが、いばらもいっしょに生え出て、それを押しふさいでしまった。また、別の種は良い地に落ち、生え出て、百倍の実を結んだ。」とたとえをもって話されてから、「聞く耳のある者は聞きなさい。」と叫ばれたのでした。イエス様は、「種」は「神のことば」のたとえであることを話されたことから、豊かな実をつけるためには神のことばをどのように受け止めるかが大切なのではないでしょうか。パウロは「そこで私は、主にあって言明し、おごそかに勧めます。もはや、異邦人がむなしい心で歩んでいるように歩んではなりません。」と勧告するとともに、ほんとうにキリストに聞き、キリストにあって教えられているかどうかをも尋ねています(エペソ人への手紙4章17節―24節)。黙示録2章―3章にはイエス様から七つの教会に宛てた手紙が書かれていますが、すべての教会に「耳のある者は御霊が諸教会に言われることを聞きなさい。」と書き送っています。新来会者にも主が語ってくださることを心に据えて、御霊の働きを妨げるようなことのないように、聞く耳のある者として、立てられた器を通して、あの人、この人ではなく、主は私に何を語られるのか期待し、目には見えませんが、主の御前にいることを忘れずに、主が喜ばれる真の礼拝者として礼拝を捧げるようにしようではありませんか。