神に従いなさい。そして悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。(ヤコブの手紙4章7節)

1.ルカの福音書4章1節ー13節
2.ローマ人への手紙16章17節ー2o節
3.コリント人への手紙第二10章3節ー6節
4.ペテロの手紙 第一5章7節―9節

パウロは、キリスト者の戦いは人ではなく、目に見えない悪魔や悪霊との戦いであり、そのために必要な武具は、真理の帯、正義の胸当て、平和の福音、信仰の大楯、救いのカブト、神のことば、と具体的に語っていますが(エペソ人への手紙6章10節―17節)、その内容を見るとパウロが「主イエス・キリストを着なさい。肉の欲のために心を用いてはいけません。(ローマ人への手紙13章14節)」と語っているように、キリストを着ることとみことばに生きることに集約されるのではないでしょうか。汚れた霊につかれ凶暴な人が墓場から出て来てイエス様を拝しましたが、イエス様が「汚れた霊よ。この人から出て行け。」と言われたので、悪霊たちは大声で叫んで「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのですか。神の御名によってお願いします。どうか私を苦しめないでください。」と懇願したように、彼らは、堕落して天から落とされる前は主に仕える御使であり、主が天地万物を創造されたさまも見ていたので神の力を知っていたので恐れたのでした。ヤコブも「あなたは、神がおひとりと信じています。りっぱなことです。ですが、悪霊どももそう信じて、身震いしています。(ヤコブの手紙2章19節)」と悪霊は神に対して恐れをもっていることを語っています。悪魔や悪霊は私たち同様被造物であるにもかかわらず、神と同等の力をもっているかのように勘違いして悪魔や悪霊を恐れてしまいがちになるのではないでしょうか。悪魔に勝利する秘訣を語っている今日の聖句「神に従いなさい。そして悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。」を心に据えて、神に従う、すなわちイエス様が悪魔の試みにみことばで勝利したように、私たちがみことばをもって生きるなら、かえって彼らが聖霊なる神としてイエス様が内住してくださっているキリスト者を恐れて逃げるのではないでしょうか。