主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名をほめ歌うことは。(詩篇92篇1節)

1.詩篇1001節―5
2.ピリピ人への手紙4章6節ー7節
3.コロサイ人への手紙3章15節ー17節
4.テサロニケへの手紙 第一5章15節―21節

イエス様が「先生。永遠のいのちを得るためには、どんな良いことをしたらよいのでしょう。」と尋ねた金持ちの青年に「なぜ、良いことについて、わたしに尋ねるのですか。良い方はひとりだけです。もし、いのちに入りたいと思うなら、戒めを守りなさい。」と言われてから、彼が「どの戒めですか」と尋ねたので、「殺してはならない。姦淫をしてはならない。盗んではならない。偽証してはならない。父と母を敬え。あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」と話されると、彼は「そのようなことはみな守っています。何がまだ欠けているのでしょうか。」と更に尋ねたので、イエス様が「もし、あなたが完全になりたいなら、帰って、あなたの持ち物を売り払って貧しい人たちに与えなさい。そうすれば、あなたは天に宝を積むことになります。そのうえで、わたしについて来なさい。」と仰せられると、彼は多くの財産を持っていたので悲しんで去って行ったのでした。人はとかく何か良いことをしたいという願いがありますが、パウロが「私は、私のうち、すなわち、私の肉のうちに善が住んでいないのを知っています。私には善をしたいという願いがいつもあるのに、それを実行することがないからです。(ローマ人への7章18節)」と語っているように、金持ちの青年も隣人を自分なりに愛していたかもしれませんが、財産を愛し、主が願われた水準には達していなかったように行いには限界があります。パウロは「この世と調子を合わせてはいけません。いや、むしろ、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に受け入れられ、完全であるのかをわきまえ知るために、心の一新によって自分を変えなさい。(ローマ人への手紙12章2節)」と勧めるとともに、「すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。(テサロニケへの手紙 第一5章18節)」と、神が望んでいることを語っています。詩篇100篇3節―4節「知れ。主こそ神。主が、私たちを造られた。私たちは主のもの、主の民、その牧場の羊である。感謝しつつ、主の門に、賛美しつつ、その大庭に入れ。」と、神がご臨在を現される至聖所に入る行程を語っています。この世のものは必要ですが、世のものに固執せず、今日の聖句が「主に感謝するのは、良いことです。いと高き方よ。あなたの御名をほめ歌うことは。」と語っているように、感謝と賛美をささげることこそ最も良いことであることを心に据えて、すべてのことを益としてくださる主が望んでおられるように主に感謝と賛美をささげて生活しようではありませんか。