ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は、「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。(イザヤ書9章6節)
1.マタイの福音書8章23節―27節
2.ルカの福音書4章31節―37節
3.ピリピ人への手紙2章6節―11節
今日の聖句は「ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は、『不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君』と呼ばれる。」と、イエス様に与えられているさまざまな肩書きが述べられていますが、それはイエス様のお働きには多様性があることを語っています。「不思議な助言者」とありますが、英語は「wonderful counsellor」すなわち「素晴らしいカウンセラー」と訳しました。「カイザルに税金を納めることは律法にかなっていることでしょうか、かなっていないことでしょうか。納めるべきでしょうか。納めるべきではないのでしょうか。」とわなに陥れようとした人々にデナリ銀貨を持ってくるように仰せられ、彼らが持ってくると「これはだれの肖像ですか。だれの銘ですか。」と尋ねられ、彼らが「カイザルのです」と答えると「カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」と仰せられたので、人々はその答えに驚嘆したのでした。同じように「先生。この女は姦淫の場でつかまえられたのです。モーセは律法の中で、こういう女を石打ちにするように命じています。ところであなたは何と言われますか。」と助言を求めた律法学者やパリサイ人にイエス様は「あなたがたのうちで罪のない者が、最初に彼女に石を投げなさい。」と考えられないような答えを出されたので、年長者たちから始めて、ひとりひとり出て行き、石を投げることができた人はひとりもいなかったのです(ヨハネの福音書8章1節―9節)。イエス様は敵意を十字架によって葬ってくださり神との平和を実現してくださり、イエス様を信じた者にはすべてのことを教えてくださる聖霊を与えてくださっているのです。イエス様が人としてこの世に御降誕されなかったなら、神との和解が成立せず、神の怒りのもとに置かれ、神の愛も真理も知らずに永遠の死に向かって歩む道しかなかったのではないでしょうか。真理のみことばに生きることができるように聖霊が与えられていることを感謝し、信仰を完成させてくださるすばらしい助言者イエス様を仰ぎ見て、救われていることを喜び、罪人を救うために、御子イエス様を人としてお遣わし下さった全能者なる神をほめたたえて生きようではありませんか。