聖書箇所
神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。」(イザヤ書30章15節)
<関連聖句>
1.詩篇116篇1節—8節
2.ゼカリヤ書2章10節—13節
3.ヘブル人への手紙4章10節—11節
<メッセージ>
モーセは主から、主が与えようとされている約束の地について告げられていたにも関わらず、民の「私たちより先に人を遣わし、私たちのために、その地を探らせよう。私たちの上って行く道や、入って行く町々について、報告を持ち帰らせよう」という意見に同意したので(申命記1章22節―23節)、主は各部族の族長を遣わすように助言したので12人が遣わされましたが、モーセはその土地がどんな状態か、町の様子やそこに住む民について調べるだけでなく、その地の果物を持ち帰るように言ったのでした(民数記13章1節―21節)。その結果、カレブとヨシュア以外の約束の地について悪く言いふらした者のことばを信じた民は「私たちはエジプトの地で死んでいたらよかったのに。できれば、この荒野で死んだほうがましだ。なぜ主は、私たちをこの地に導いて来て、剣で倒そうとされるのか。私たちの妻子は、さらわれてしまうのに。エジプトに帰ったほうが、私たちにとって良くはないか。さあ、私たちは、ひとりのかしらを立ててエジプトに帰ろう。」と言っただけでなく、主を信頼し「主にそむいてはならない。」と言ったヨシュアとカレブを石で打ち殺そうと言い出したので、主はヨシュアとカレブ以外の二十歳以上のものは彼らが願ったように荒野で死ぬことを(民数記14章1節―28節)、「あなたがたは向きを変え、葦の海への道を荒野に向かって旅立て(申命記1章40節)」と次のステップを命じられたのですが、「私たちは主に向かって罪を犯した。私たちの神、主が命じたとおりに、私たちは上って行って、戦おう。」と向こう見ずに山地に登って行こうとした者たちに、主が「彼らに言え『上ってはならない。戦ってはならない。わたしがあなたがたのうちにいなからだ。あなたがたは敵に打ち負かされてはならない。』」と仰せられたことをモーセは伝えたのに、主の命令に逆らって登って行った者たちはエモリ人の迎え撃ちに会い逃げ帰るはめになり主の前で泣いたが主は彼らの声を聞き入れず、耳を傾けられなかったことが申命記1章41節―45節は語っています。今日の聖句「神である主、イスラエルの聖なる方は、こう仰せられる。『立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて、信頼すれば、あなたがたは力を得る。』」を心に据え、イスラエルの民のような間違いをしないようにヨシュアとカレブのように主を信頼して生きようではありませんか。