詩篇111篇10節
主を恐れることは、知恵の初め。これを行う人はみな、良い明察を得る。主の誉は永遠に堅く立つ。
<関連聖句>
1.伝道者の書12章9節―14節
2.コリント人への手紙 第一 1章18節―25節
3.コリント人への手紙 第一2章3節―12節
<メッセージ>
ヤコブの手紙3章13節―17節は「あなたがたのうちで、知恵のある、賢い人はだれでしょうか。
その人は、その知恵にふさわしい柔和な行いを、良い生き方によって示しなさい。
しかし、もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。
真理に逆らって偽ることになります。
そのような知恵は、上から来たものではなく、地の属し、肉に属し、悪霊に属するものです。
ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行いがあるからです。
しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。」と、パウロも「私のことばと宣教とは、説得力のある知恵のことばによって行われたこのではなく、御霊と御力の現れでした。
それは、あなたがたの持つ信仰が人間の知恵にささえられず、神の力にささえられるためでした。
しかし私たちは、成人の間で、知恵を語ります。
この知恵は、この世の知恵でもなく、この世の過ぎ去って行く支配者たちの知恵でもありません。
私たちの語るのは、隠された奥義としての神の知恵であって、それは、神が、私たちの栄光のために、世界の始まる前から、あらかじめ定められたものです。
この知恵を、この世の支配者たちは、だれひとり悟りませんでした。
もし悟っていたら、栄光の主を十字架につけはしなかったでしょう。」と、神の知恵とこの世や人の知恵がもたらすものの違いを語っています。
箴言4章7節は「知恵の初めに、知恵を得よ。
あなたの財産をかけて、悟りを得よ。」と、勧めていますが、今日の聖句は「主を恐れることは、知恵の初め。
これを行う人はみな、良い明察を得る。
主の誉は永遠に堅く立つ。」と知恵の初めの知恵は神を恐れる(畏れる)こと、すなわち、神がどんな偉大な方であるかを知ることであり、神を知っているなら物事を正しく判断する明察が与えられることを語っています。
イエス様は「助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。
(ヨハネの福音書14章26節)」と仰せられました。
コリント人への手紙 第一 1章24節は「ユダヤ人であってもギリシャ人であっても、召された者にとっては、キリストは神の力、神の知恵です。」と、キリスト者には神の知恵が、すべてを教えてくださる御霊が与えられているのです。
この世や人の知恵に惑わされず、神の知恵であるみことばの真理によって物事を正しく判断できるように祈ろうではありませんか。