まことに、主が仰せられると、そのようになり、主が命じられると、それは堅く立つ。(詩篇33篇9節)

1.創世記1章1節ー30節
2.イザヤ書53章1節ー12節
3.イザヤ書55章6節ー13節
4.マタイの福音書26章31節ー54節

ヤコブが「私たちはみな、多くの点で失敗するものです。もし、ことばで失敗しない人がいたら、その人は、からだ全体もりっぱに制御できる完全な人です。(ヤコブの手紙3章2節)」と語っているように、人は感情に支配されがちで、冷静さを失ってしまうと後悔するようなことを言ってしまうのではないでしょうか。ところで、今日の聖句は「まことに、主が仰せられると、そのようになり、主が命じられると、それは堅く立つ」と、主のことばが持つ威力と確かさを語っています。神から遣わされた御使いガブリエルがマリヤに「おめでとう、恵まれた方。主があなたとともにおられます。」と告げると、マリアがひどくとまどったため、ガブリエルはさらに「こわがることはない。マリヤ。あなたは神から恵みを受けたのです。ご覧なさい。あなたはみごもって、男の子を産みます。名をイエスとつけなさい。その子はすぐれた者となり、いと高き方の子と呼ばれます。また、神である主は彼にその父ダビデの王位をお与えになります。彼はとこしえにヤコブの家を治め、その国は終わることがありません。」と、ダビデに約束されたことを(サムエル記第二7章16節)イエス様が成し遂げることを告げると、マリヤが「どうしてそのようなことになりえましょう。私はまだ男の人を知りませんのに。」と言ったので、御使いが「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。ご覧なさい。あなたの親類のエリザベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六ヶ月です。神にとって不可能なことは一つもありません。」と告げると、マリアは「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおりこの身になりますように。」と受け入れたのでした。実はエリザベツが生むバプテスマのヨハネについてはイザヤ書40章3節が、マリアが処女なのにみごもることはイザヤ書7章14節に、イエス様に関してはイザヤ書9章6節に預言されていました。パウロが勧めているように、主のことば、すなわち、恵みと希望に満ちたいのちのみことばをしっかり握って主を信頼して生きるようにしようではありませんか。