働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。(コリント人への手紙第一12章6節)

1.コリント人への手紙第一3章1節ー9節
2.エペソ人への手紙1章14節ー19節
3.ピリピ人への手紙2章13節ー16節
4.ペテロの手紙第一4章7節ー11節

パウロは「私は自分に与えられた恵みによって、あなたがたがひとりひとりに言います。だれでも思うべき限度を越えて思い上がってはいけません。いや、むしろ、神がおのおのに分け与えてくださった信仰の量りに応じて慎み深い考え方をしなさい。ひとつのからだには多くの器官があって、すべての器官が同じ働きはしないのと同じように、大ぜいいる私たちも、キリストにあって一つのからだであり、ひとりひとり互いに器官なのです。」と、まず私たちひとり ひとりはキリストのからだを構成する一員であることを語ってから、人々に与えらている賜物は恵みによって与えられていることを語っています(ローマ人への手紙12章3節ー8節)。ところでペテロは「何よりもまず、互いに熱心に愛し合いなさい。愛は多くの罪を覆うからです。つぶやかないで、互いに親切にもてなし合いなさい。それぞれが賜物を受けているのですから、神のさまざまな恵みの良い管理者として、その賜物を用いて、互いに仕え合いなさい。(ペテロの手紙第一4章8節ー9節)」と、与えられいる賜物は互いに仕えるために与えられていることを語っています。パウロは「働きにはいろいろの種類がありますが、神はすべての人の中ですべての働きをなさる同じ神です。」と、キリスト者は自分と他者を比べる必要がないことを語っています。「私には賜物がない」とおっしゃる方がおられます。ところで、パウロは聖霊による賜物とは別に「罪から来る報酬は死です。しかし、神のくださる賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。(ローマ人への手紙6章23節)」と、すべてのキリスト者に与えられている賜物について語っています。聖霊の賜物に他者と自分を比較するのではなく、最も素晴らしい賜物は永遠のいのちである事を、主が内住しておられる事を喜んで生きようではありませんか。