だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。(ローマ人への手紙12章17節-18節)
1.イザヤ書9章6節ー7節
2. ルカの福音書2章11節ー14節
3.エペソ人への手紙2章10節ー19節
4.コロサイ人への手紙3章13節ー15節
イエス様は「『目には目で、歯には歯で』と言われたのを、あなたがは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。悪い者に手向かってはいけません。あなたの右の頬を打つような者には、左の頬もむけなさい。」とまた「『自分の隣人を愛し、自分の敵を憎め』と言われたのを、あなたがたは聞いています。しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこぞ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです。天の父は悪い人にも良い人にも太陽を上らせ、正しい人にも正しくない人にも雨を降らせてくださるからです。」と、神がどのような方であるのかを考慮して生きるように教えられました(マタイの福音書5章38節ー39節及び43節ー45節)。信仰と聖霊に満たされ、恵みと力とに満ちたステパノは殉教の死を余儀なくされましたが、「主よ。この罪を彼らに負わせないでください」と、ひざまずいて人々のために執りなして祈られたのでした。ステパノを殺すことに賛成し(使徒の働き7章60節ー61節)、キリスト者を迫害するために向かっていたダマスコの途上でイエス様から声をかけられ、キリスト者となり聖霊に満たされたパウロは自分のみじめさを知る一方で神の愛を知る者となられ「だれに対してでも、悪に悪を報いることをせず、すべての人が良いと思うことを図りなさい。あなたがたは、自分に関する限り、すべての人と平和を保ちなさい。」と勧めるとともに、「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい。そのためにこそあなたがたも召されて一体となったのです。また、感謝の心を持つ人になりなさい。(コロサイ人への手紙3章15節)」とイエス様が願っておられるように生きる秘訣を語っています。十字架と復活を忘れずに、神の恵みをむだにしないように生きようではありませんか。
