私は貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。(ピリピ人への手紙4章12節)

1.箴言3章3節ー6節
2.コリント人への手紙第二11章21節ー31節
3.ヤコブの手紙1章2節ー4節
4.ペテロの手紙第一4章12節ー19節

イエス様がダマスコにいるパウロのところに行くようにアナニヤに話されると、彼が「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなひどいことをしたのかを聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」と申し上げたのですが、主が「行きなさい。あの人はわたしの名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、わたしの選びの器です。彼がわたしのために、どんなに苦しまなければならないかを、わたしは彼に示すつもりです。」と仰せられたように、キリスト者となったパウロは信仰のゆえにさまざまな苦しみを経験することになりましたが、興味深いことにヤコブが「私の兄弟たち。さまざまな試練に会うときは、それをこの上もない喜びと思いなさい。(ヤコブの手紙1章2節)」と、語っているように、パウロは「私は貧しさの中にいる道も知っており、豊かさの中にいる道も知っています。また、飽くことにも飢えることにも、富むことにも乏しいことにも、あらゆる境遇に対処する秘訣を心得ています。」とさまざまな状況を経験されましたが、それはテモテに「満ち足りる心を伴う敬虔こそ、大きな利益を受ける道です。(テモテへの手紙第一6章6節)」と、教えたように、状況に左右されない道を歩まれたからこ言えたことばではないでしょうか。ヤコブが「あなたがたのうちに苦しんている人がいますが、その人は祈りなさい。喜んでいる人がいますか、その人は賛美しなさい。(ヤコブの手紙5章13節)」と勧めているようにどんな時にも主との関係をおろそかにしないようにしようではありませんか。