私は、キリスト・イエスによってあなたがたに与えられた神の恵みのゆえに、あなたがたのことをいつも神に感謝しています。(コリント人への手紙第一1章4節)

1.ヨハネの福音書1章14節ー17節
2.ローマ人への手紙5章17節ー21節
3.コリント人への手紙第一15章3節ー11節
4.エペソ人への手紙2章1節ー9節

パウロは「私はあなたがたに乳を与えて、堅い食物を与えませんでした。あなたがたには、まだ無理だったからです。実は、今でもまだ無理なのです。あなたがたは、まだ肉に属しているからです。あなたがたの間にねたみや争いがあることからすれば、あなたがたは肉に属しているのではありませんか。そして、ただの人のように歩んでいるのではありませんか。ある人が、『私はパウロにつく』と言えば、別の人は、『私はアポロに』と言う。そういうことでは。あなたがたは、ただの人ではありませんか。(コリント人への手紙第一3章2節ー4節)」と、コリントの教会のキリスト者たちの現状をご存知でありながら、「私は、キリスト・イエスによってあなたがたに与えられた神の恵みのゆえに、あなたがたのことをいつも神に感謝しています。」と、手紙の冒頭で語っている理由を「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは自分自身から出たものではなく、神からの賜物です。行いによるものではありません。だれも誇ることのないうためです。(エペソ人への手紙2章8節ー9節)」ということばに見ることができるのではないでしょうか。キリスト者になっても完全ではないので私たちは多くの点で失敗を繰り返す者ですが、恵みとまことを実現されたイエス様は私たちが罪に定められないようにとりなして祈っていてくださるのです。お互い欠点がありますが、キリスト者は全員恵みによって救われていることを忘れずにパウロのように互いに感謝し合うようにしようではありませんか。