何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4章6節ー7節)

1.詩篇100篇1節ー5節
2.ヨハネの福音書14章1節ー27節
3.テサロニケへの手紙第一5章14節ー24節
4.ペテロの手紙第一5章7節11節

イエス様は弟子たちに「あなたがたは今、信じているのですか。見なさい。あなたがたが散らされて、それぞれ自分の家に帰り、わたしひとり残す時が来ます。いや、すでに来ています。」と仰せられてから「わたしがこれらのことを話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を持つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。(ヨハネの福音書16章30節ー33節)」と励まされました。私たちは永遠の視点から物事を考えるよりも、目に見える状態に振り回されて思い煩いますが、思い煩えば煩うほど深みに入ってしまい否定的な思いに支配されてしまうのではないでしょうか。どんなに思い煩っても思い煩いには問題を解決する力はありません。パウロは「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」と勧めるとともに「そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。」とその効果を語っています。「人のすべての考えにまさる神の平安」とありますから、自分の考えを捨てて、私たちの祈りや願いをお聞きくださるだけでなく、すべてのことを働かせて益としてくださる主を信頼して感謝をもって心のうちを正直に申し上げ、思い煩いを主に明け渡して私たちの心と思いを守ってくださる主からの平安をいただこうではありませんか。