主を恐れることは、知恵の初め。これを行う人はみな、良い明瞭を得る。主の誉れは永遠に堅く立つ。(詩篇111篇10節)

1.箴言4章4節ー9節
2.伝道者の書12章9節ー14節
3.コリント人への手紙第一1章17節ー25節
4.ヤコブの手紙3章13節ー17節

ヤコブの手紙3章14節ー17節は「もしあなたがたの心の中に、苦いねたみと敵対心があるならば、誇ってはいけません。真理に逆らって偽ることになります。そのような知恵は、上からの来たものではなく、地に属し、肉に属し、悪霊に属するものです。ねたみや敵対心のあるところには、秩序の乱れや、あらゆる邪悪な行いがあるからです。しかし、上からの知恵は、第一に純真であり、次に平和、寛容、温順であり、また、あわれみと良い実とに満ち、えこひいきがなく、見せかけのないものです。」と、知恵には2種類あることを語っています。このところ詐欺師が横行していますが、彼らの知恵はこの世に属するものであるがゆえに罪を犯す方向に向いてしまうのは、すべてを見ておられる神を知らないことにあるのではないでしょうか。神から知恵の心と判断する心をいただいたソロモンは伝道者の所において、この世が与えることのできる全ての分野を探索し、知恵についても語っていますが、結論として「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざを裁かれるからだ。(伝道者の書12章13節ー14節)」と勧告しています。箴言4章7節は「知恵の初めに、知恵を得よ。」と、今日の聖句が「主を恐れることは、知恵の初め。これを行う人はみな、良い明瞭を得る。主の誉れは永遠に堅く立つ。」と勧めているように、主を恐れる、すなわち主がどのような方なのかを、主の力がどのようなものであるのかを忘れずに、畏敬の念をもって主を誉めたたえて生きるようにしようではありませんか。