富を得ようと苦労してはならない。自分の悟りによって、これをやめよ。(箴言23篇4節)
1.箴言30章7節ー9節
2.マタイの福音書6章19節ー36節
3. ルカの福音書12章13節ー21節
4.テモテへの手紙第一6章7節ー11節
今日の聖句は「富を得ようと苦労してはならない。自分の悟りによって、これをやめよ。」と語っていますが、主から「あなたに何を与えようか。願え。」と言われたソロモンは主を愛しておられたので「善悪を判断してあなたの民をさばくために聞き分ける心をしもべに与えてください。さもなければ、だれに、このおびただしいあなたの民をさばくことができるでしょう。」と、自分のために長寿を求めず、自分のために富を求めず、敵のいのちを求めず、自分のために正しい訴えを聞き分ける判断力を求めたので、主は知恵の心と判断する心を与えただけでなく、彼が願わなかった富や誉れとを与えたのでした(列王記第一3章3節ー13節)。ですから、富そのものが問題ではなく、ソロモンが「金銭を愛する者は金銭に満足しない。富を愛する者は収益に満足しない。これもまた、むなしい。(伝道者の書5章10節)」と語っているように、「富」しか考えられないような生き方をしないように警告しているのではないでしょうか。ソロモンの「実に神はすべての人間に富と財宝を与え、これを楽しむことを許し、自分の受ける分を受け、自分の労苦を喜ぶようにされた、これこそ神の賜物である。こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。神が彼の心を喜びで満たされるからだ。(伝道者の書5章19節ー20節)」と「謙遜と、主を恐れることの報いは、富と誉れといのちである(箴言22章4節が)」を心に据えて、この世に生きている限り、この世の富も必要ですから働くことは大切ですが、主を愛していた時のソロモンのように、主が勧めておられるように、神の国とその義をまず第一に求めて生きるようにしようではありませんか。