もしも私が「私の足はよろけています。」と言ったとすれば、主よ、あなたの恵みが私をささえてくださいますように。私のうちで、思い煩いが増すときに、あなたの慰めが、私のたましいを喜ばせてくださいますように。(詩篇9418節ー19節)

1.詩篇731節ー26
2.ヨハネの福音書114節ー17
3.コリント人への手紙第二11節ー11
4.テサロニケへの手紙第二216節ー17節 

私たちは、あしたはいつもと同じようにやって来ると思いがちです。箴言271節が「あすのことを誇るな。一日のうちに何が起こるか、あなたは知らないからだ。」と語っているように、いつもの年と同じように元旦を過ごそうと思っておられたことと思いますが、なんと元旦に能登半島が地震に見舞われ日本中が驚愕したのではないでしょうか。不安や思い煩いなどがいつ襲って来るか予知できませんが、いざ、不安や思い煩いが起こると想像力を働かせて最悪の状態を想定して心が暗くなってしまうのではないでしょうか。信じられないほどの迫害にあったパウロは「あなたがたの会った試練はみな人の知らないものではありません。神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることはなさいません。むしろ、耐えられるように、試練とともに脱出の道も備えてくださいます。(コリント人への手紙第一1013節)」と、励ましています。今日の聖句はいつ起こるのかわからないので「もしも」と語ってから「私が『私の足はよろけています。』と言ったとすれば」「主よ、あなたの恵みが私をささえてくださいますように。」と、「私のうちで、思い煩いが増すときに」「あなたの慰めが、私のたましいを喜ばせてくださいますように。」と、パウロが語った脱出の道は主の恵みと主の慰めにあることを語っています。人の光であり、恵みとまことに満ちておられ、多くの苦しみを経験されたがゆえに、人に慰めを与えることのできる慰めに満ちたイエス様を見上げて生きるようにしようではありませんか。