欲の深い人は争いを引き起こす。しかし主により頼む者は豊かになる。(箴言28章25節)
1.詩篇62篇1節ー8節
2.ルカの福音書16章13節ー14節(口語訳:欲の深いパリサイ人)
3.ガラテヤ人への手紙5章16節ー26節
4.ヨハネの手紙第一2章15節ー17節
人は物心がつくころから「欲しい」という思いが芽生えて来るように、すべての人は欲を持っており、豊かさを求めて生きているのではないでしょうか。ところで、今日の聖句は「欲の深い人は争いを引き起こす。」と、単なる欲ではなく欲の深い人、すなわち欲に支配されている人は人間関係に支障をきたすことを、ヤコブの手紙4章1節は「何が原因で、あなたがたの間に戦いや争いがあるのでしょう。あなたがたのからだの中で戦う欲望が原因ではありませんか。」と、戦いや争いの根本的な原因は欲望にあること、パウロは争いは肉の行いであることを語っています(ガラテヤ人への手紙5章19節ー20節)。黙示録2章9節にスミルナの教会に対してイエス様は「わたしは、あなたの苦しみと貧しさとを知っている。ーしかしあなたは実際は富んでいるー」と、パウロが「貧しいようでも、多くの人を富ませ、何も持たないようでも、すべてのものを持っています。(コリント人への手紙第二6章10節)」と語っているように、見た目には貧しい状態にあっても今日の聖句が「主により頼む者は豊かになる。」と語っているように、主を信頼して生きるなら、この世が、人が与えることのできない豊かさを得ることができることを語っています。欲に満ちているこの世に心を奪われないように、心の豊かさを保つために、いつでも、どんな時にも主を信頼して生きようではありませんか。