主の前では、どんな知恵も英知もはかりごとも、役に立たない。(箴言21章30節)
1.マタイの福音書22章15節ー22節
2.ヨハネの福音書8章1節ー12節
3.ローマ人への手紙11章25節ー36節
4.コリント人への手紙第一1章18節ー25節
自分の義に生きていたパリサイ人たちはイエス様をことばのわなにかけようかと相談して、彼らの弟子たちをヘロデ党の者たちといっしょにイエス様のもとにやって「税金をカイザルに納めることは、律法にかなっていることでしょうか。かなっていないことでしょうか。」と質問すると、イエス様は彼らがためそうとしているのを見抜かれ、一デナリの肖像や銘が誰のものかを尋ねると、彼らが「カイザルのです。」と言ったのでイエス様は「それなら、カイザルのものはカイザルに返しなさい。そして神のものは神に返しなさい。」と答えられたので人々は驚嘆したのでした。パリサイ人や律法学者は、イエス様を試されましたが、人の内心をご存知な主は今日の聖句が「主の前では、どんな知恵も英知もはかりごとも、役に立たない。」と語っているように、人々が驚嘆するような答えを出されたのでした。死後、人は主の前に立たされますが、キリスト者の全生涯の罪は赦されているので、罪を指摘され神に裁かれることがないばかりか(ヨハネの福音書5章24節)イエス様を信じたがゆえに称賛が届くのですが(コリント人への手紙第一4章5節)、すべての人は裁かれるために主の前に立たされるのです(黙示録20章12節ー13節)。その時には罪から贖われているかどうかの一点が問われるのであって、その時にはどんな知恵も英知もはかりごとも役に立たないことになります。ノーベル賞が与えられても罪の解決を得ることはできません。人々の心の目が開かれ、罪を取り除いてくださるイエス様こそ最も必要な方であることがわかるように祈りましょう。