私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。(ペテロの手紙第二3章18節)

1.ヨハネの福音書1章14節ー17節
2.ローマ人への手紙5章17節ー21節
3.ピリピ人への手紙3章2節ー9節
4.コロサイ人への手紙1章1節~14節

パウロは「私はキリキヤのタルソで生まれたユダヤ人ですが、この町で育てられ、ガマリエルのもとで私たちの先祖の律法について厳格な教育を受け、今日の皆さんと同じように、神に対して熱心な者でした。」と語るとともに、使徒たちを殺そうとした人々に「イスラエルの皆さん。この人々をどう扱うか、よく気をつけてください。」と話された彼の師ガマリエルと違ってキリスト者を迫害していたことをも語ってから、キリスト者になった経緯を民衆に向かって話されました(使徒の働き22章3節ー21節)。キリスト者となったパウロは「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。それは自分自身から出たものではなく、神からの賜物です。行によるのではありません。だれも誇ることのないためです。(エペソ人への手紙2章8節ー9節)」と恵みを知っただけでなく、「私の主であるキリスト・イエスを知っていることのすばらしさのゆえに、いっさいのことを損と思っています。私たはキリストのためにすべてのものを捨てて、ちりあくたと思っています。」と語っているようにキリストに関する知識を得たのでした。「主よ。ごいっしょになら、牢であろうと、死であろうと、覚悟はできております。」と自分の信仰を誇っていましたが、イエス様を三度知らないと言って挫折したペテロが「「私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。」と勧めているように、さまざまな状況の中で恵みとまことに満ちておられるイエス様を思い起こしながら生きるようにしようではありませんか。